昨日のエントリー"日経電子版、ネットで朝夕刊 3月23日から・・・だけど・・・ | iThink"でも書いたが、より詳細な日本経済新聞のネット配信に関する内容が書かれた記事が掲載れました。

日経を丸ごと読める「Web刊」、単体月額4000円で 「良質な情報はタダではない」 - ITmedia News
料金は、本紙(全日版3518円、朝・夕刊セット4383円)を購読していればプラス月額1000円、Web版だけなら月額4000円。喜多恒雄社長は「紙の新聞の部数に影響を与えないことを前提にした価格設定」と説明している。

思わずTwitterで高いとつぶやいてしまったのですが、参考までにウォールストリートジャーナルの価格を調べてみると"紙媒体 + Web"で2.69/週=約1100円/月のようです。紙面をメインで取っている人が更に1000円払ってまでWeb版が見たいか?Web版だけの方が4000円(つまり紙面をとっていない人より383円しか安くない)という価格はどういった層がターゲットなのか見えてきません。

紙の新聞の部数に影響を与えないことを前提にしたということは、有料Webはうまくいきそうにありません。もちろん印刷業者、配達業者さんの生活がかかっているのは理解できます。しかし、紙とネットは似て非なる媒体であり、紙の延長線にWebを考えているように見え、成功するまでに5年~10年かけるとい発言に経営陣はWebをよく理解していない(したくないのかもしれません)ように感じます。せめて先行している海外の新聞メディアの価格を参考にする。更にいえば FREEを読む(笑)べきです。

長谷川恭久さんがウェブと新聞について非常にわかりやすくまとめてくださっています。

Web化することで、配達までの情報取得のタイムラグは短くなり、コレは素直に喜ばしいことです。しかしネット中心に情報収集をする私にとって紙面=邪魔(流行りの"エコ"でいえばCo2排出量が増える、毎日更新される情報媒体として紙の無駄)という感覚があり、そこに対して4000円はコスト的に高いと思います。

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katoiek

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