『女川町のコンテナ仮設住宅が「仮設ってレベルじゃない」と話題にというまとめ記事が有りました。
大規模自然災害の被災地支援で知られる国際的な建築家の坂茂(ばんしげる)さんが設計。
すばらしい!仮設というより普通?の住宅に見えますねー!
http://www.shigerubanarchitects.com/SBA_NEWS/SBA_van_p2.htm
多層仮設住宅の特徴 / The Charactaristics of Container Temporary Housing 東日本大震災の被災地のなかには、十分な平地がないために、従来の平屋型仮設住宅では十分な戸数が供給できない ケースがあった。そこで、海上輸送用コンテナ(20ft)を市松模様に積み上げて2,3階建の仮設住宅を提案し、宮城県女川町に189戸の多層 型仮設仮設住宅を建設することになった。 この多層型仮設住宅には以下のような特徴がある。
- 従来の平屋プレハブ型仮設住宅より、狭い土地に多くの戸数を確保できる
- 住棟間隔が大きくとれるので、駐車場やコミュニティー施設が配置でき、各住戸の窓を開放してもプライバシーが保てる
- コンテナを用いてプレハブ的な建設工程による工期の短縮
- コンテナを一つ置き(市松模様)に積むことにより、コンテナとの間を開放的なLDKとすることができる
- 優れた代真性、断熱性、遮音性、耐火性能を確保できる
- 仮設住宅としての使用後には移設し、恒久的なアパートなどとして組み替えることができる
坂茂さんといえば阪神・淡路大震災後に設計された『鷹取教会仮設集会所(紙の教会)』やルワンダの難民キャンプの為のシェルターを現地で調達できる資材、機材を使った設計で有名。情熱大陸で見たことがあります。
阪神大震災により焼失した教会のために建てられた紙の建築によるコミュニティーホール。建材は各企業からの寄付を受け、160人以上のボランティアの手により5週間で完成した。建設10年を迎えた紙の教会は、神戸と同じように震災の被害を受けた台湾に移築され、地域のコミュニティーセンターとして新たに活用されているそうです。
